◆HDD等の記憶媒体の物理的破壊
最近PCやサーバー廃棄時に情報が漏えいする事件が報道されており、記憶媒体の安全な廃棄のあり方について注目が集まっております。
特に注意が必要なのは、「データを削除しただけ」、「HDDをフォーマットしただけ」でPCを廃棄する場合です。画面上ではデータが消えているように見えていても、実際はHDDにデータが残されたままになっていることもあります。この場合には特殊な復元ソフト利用で、削除したはずのファイルを復元することが可能です。
近年では自治体で利用していたPCを、リース会社から委託されていた処分業者社員がHDDを持ち出して転売し、購入者が特殊なソフトでデータを復元し、自治体の情報が漏えいした事件も起こりました。廃棄PCのHDDは復元できないように物理的に破壊することが情報漏えい対策の1つとして挙げられます。
弊社では2021年に物理的破壊が可能な録画機能付きメディア破砕機(マルチメディア・HDDシュレッダー)を導入いたしました。こちらの破砕機はHDDやUSBメモリ、SDカードなど様々な媒体を破砕することが可能です。
◆弊社のHDD物理的破壊の特徴
特徴1:物理的破壊 -データ復元不可-
HDDを復元不可能な状態にし、安全に廃棄する方法は下記の3つの方法が挙げられます。
・方法1:専用消去ソフトでデータを完全消去する方法
・方法2:強力な磁気をHDDへ照射し、データ格納部の磁気を破壊する方法
・方法3:物理的に破壊し、データの復元ができない状態にして処分する方法
廃棄方法1と2は廃棄する前後で見た目が変わらないので、本当に中のデータを削除できたのかどうか不安な方もいらっしゃると思います。
弊社のHDD廃棄方法は3の物理的破壊になります。破砕機で粉々に粉砕いたしますので、データの復元ができないことが一目瞭然です。
<HDD破砕前>
<USB破砕前>
<SDカード破砕前>
<カード破砕前>
<HDD破砕後>
<USB破砕後>
<SDカード破砕後>
<カード破砕後>
社員証、入館証などのプラスチックカードの破砕も承ります。
特徴2:カメラ搭載 -破砕の様子が録画可能-
破砕機には4つのカメラが搭載されており、「破砕機に媒体を入れる様子」、「破砕中の様子」、「破砕後の様子」を録画することが可能です。
録画した破砕映像をmp4ファイルへ変換し、破壊証明としてお客様に確認して頂くことが可能です。
<HDD破砕サンプル動画>
※上記の動画はモザイクをかけており、実際の破砕証明映像とは多少異なります。
特徴3:安心してお任せください ープライバシーマーク付与事業者ー
弊社はプライバシーマーク付与事業者(個人情報保護について適切な措置を講ずる体制を整備している事業者)として第三者認定を受けておりますので、個人情報が入っている媒体の処理を安心してお任せください。
・付与機関:一般財団法人日本情報経済社会推進協会
・登録番号:17003574
・指定審査機関:一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会
◆記憶媒体の回収~廃棄の流れ
▼ステップ1:回収または持込
<回収の場合>
お客様のご都合がよろしい日時に媒体(PCやサーバー等)の回収に伺わせていただきます。
<媒体を持ち込まれる場合>
お客様が媒体を弊社の海田工場まで持ち込んでいただき、その場で受け取って目の前で破砕を行うことも可能です。
※持込の場合は前もって連絡をしてお越しください。
▼ステップ2:媒体の取り出し
回収したPCなどを解体し、中からHDDなどの破壊対象である媒体を取り出します。
▼ステップ3:物理的破壊
廃棄する媒体を破砕機へ入れ、物理的破壊を行います。
※破砕機に搭載されている4つのカメラで破砕中の録画を行います
▼ステップ4:メール案内
弊社担当者よりお客様担当者様宛に動画ダウンロードのメール案内をさせて頂きます。
▼ステップ5:破砕動画のダウンロード
お客様より物理的破壊の動画ファイル(MP4ファイル)をダウンロードしていただき、ご自身で破砕中の様子を確認できます。